YodokonPlazaOnline
Home > YodokonPlazaOnline > Vol.71

VOL.71/5,2004

INDEX
  1. 《よどこん 第16回演奏会用資料・その1》
    『どちりなきりしたん』とその時代背景
  2. 《よどこん 第16回演奏会用資料・その2》
    Mario Castelnuovo Tedesco Profile
  3. <演奏会に向けて>
    演奏会マネージメントマニュアル・第2回
  4. <演奏会に向けて2>
    ■ リニューアルまであと一歩〜衣装変更委員のつぶやき〜 ■
  5. LINER NOTES by Itoh Keishi
    〜雨の樹(レインツリー)〜
  1. ■ コーラスワークショップ in 高知 レポート ■
  2. ●合唱連盟便り●
  3. はる・Kの演奏会情報
    −心の財産を見つけてみよう−
  4. しんちゃんの●How do you do?●
  5. ●姐の内政だより●
  6. ●編集後記●



よどこんプラザ5月号
+++++++++++++++++++++++++++++++++
■特集■
《よどこん 第16回演奏会用資料》
どちりなキリシタンとその時代背景
Tedesco プロフィール
《演奏会に向けて》
演奏会マネージメントマニュアル・第2回
リニューアルまであと一歩〜変更委員のつぶやき

+++++++++++++++++++++++++++++++++


《よどこん 第16回演奏会用資料・その1》

『どちりなきりしたん』とその時代背景



『どちりなきりしたん(Doctrina Christam)』とはキリスト教の根本的な教理と祈りを、師と弟子の問答の形を用いて要約した書である。

この書は1560年、ポルトガルのマルコス=ジョルジェ(Marcos Jorge)によって編成された。
日本にも布教に必須の書としてもたらされた本書は、外国人聖職者と日本人信徒との協力によって邦訳され、1591-92年、1600年の2度にわたり刊行された。

表現上の特徴としては、
  1. 仏教の法話を意識し、朗読に適する言文一致的な文体で書かれていること
  2. デウス(Deus)、スピリツサント(Spiritu Sancto)などのキリスト教用語はラテン語、ポルトガル語などの原語をそのまま用いていること
などが挙げられる。
その内容を大別すると、
  1. 基本的な教義の説明
  2. 重要な祈りの紹介・解説
  3. キリスト教における戒め、美徳などの説明
に分けられる。
その中にはアベマリヤ(Ave Maria)、サルベレジナ(Salve Regina)など、合唱曲の題材としてもおなじみのオラシヨ(Oratio。祈り)の邦訳、解説も含まれている。

この書は天正遣欧使節(1582-1590)が持ち帰った活版印刷機(グーテンベルク発明のものとほぼ同型)によって印刷された。
この印刷機では『どちりなきりしたん』以外にも、50を超える種類の書物が印刷されたといい、それらは総称としてキリシタン版と呼ばれている。
曲集としての『どちりなきりしたん』のテキスト中に引用されている『妙貞問答』『こんてむつすむん地』はともにそのキリシタン版の出版物である。
『妙貞問答』は日本人イエズス会士不干斎ハビアン(1565-1621)の著書で、妙秀、幽貞という2人の僧による問答形式を用いて、仏教、神道、儒教を論破し、キリスト教の教理を述べている。
『こんてむつすむん地』はケンペンのトマス(Thomas a Kempis,1380-1471)の著書“Contemptus mundi(捨世録)”を邦訳したものである。
イエスの人性を信仰生活の中心におき、その清貧と謙遜を模範とするこの書は、当時のヨーロッパにおいて、聖書に次いで最も読まれた宗教書であった。


では、これらの書物が印刷された当時の日本におけるキリスト教布教の状況はどのようなものであったのだろうか。

近世日本におけるキリスト教布教は、1549年フランシスコ=サビエル(Francisco Xavier,1506-1552)の鹿児島上陸を以て端緒とする。
  • 珍奇な献上品に心を奪われた
  • 背後にある南蛮貿易の利益を望んだ
  • 戦乱の世にあって心の慰めを求めた
など理由は様々であったが、この新しい教えは、戦国大名たちに受け容れられ、その配下、領民に広まっていった。
先祖崇拝、寺社崇敬の否定などに対する根強い反発に対しては、宣教師側が適応主義で臨んだこともあり、徐々に静まっていった。
1569年以降、織田信長の庇護、豊臣秀吉の黙認のもと、南蛮寺(教会)、セミナリヨ(Seminario,中等教育機関)、コレジヨ(Collegio,修道会士養成機関)が相次いで築かれた。キリシタンの数は1603年には30万人に達した。

著名な改宗者としては大分の大友義鎮、高槻の高山右近などが挙げられる。
日本人信徒の熱心な信仰ぶりについては、外国人聖職者達の報告書の中に数多く記されている。


布教に際しては書物とともに音楽が重視された。
1555年には既に日本人による聖歌隊が作られ、ラテン語の聖歌が歌われていた。
1580年からは前述のセミナリヨにおいて毎日1時間の音楽教育が行なわれた。
セミナリヨ出身の天正遣欧使節の少年達はヨーロッパにおいてオルガンを見事に弾きこなし、喝采を浴びたという。
(※ちなみに彼らが訪れたころはパレストリーナ、ヴィクトリアが現役で、モンテヴェルディが売り出し中だった)
1605年に件のキリシタン版の一つとして出版されたラテ
ン語聖歌の楽譜集『サカラメンタ提要』(『どちりなきりしたん』1、2、4曲目に引用されている)は当時の日本のキリシタン音楽の様子を伝える貴重な史料となっている。

西洋音楽の演奏は当時の日本人の強い興味を引いたようで、豊臣秀吉をはじめ改宗者でない大名たちもこぞって御前演奏をさせて喜んだという。
教会に通う子供たちがミゼレーレ(Miserere)などの聖歌を歌うのを聞く内に、異教徒の大人たちも口ずさむようになった、という報告も残されている。


『どちりなきりしたん』が刊行されたのは、豊臣秀吉による伴天連追放令(1587)が出された後であったが、それでも当時の日本は依然として東アジア最大のキリスト教布教基地であった。
しかし、時代が戦乱から統一へ向かうと、宣教師達の南蛮貿易の仲介者としての側面は魅力を失い、キリスト教は身分秩序・寺社制度を乱すものとしてかえって迫害を受けることとなっていく。
さらに、宣教師達の故国であるポルトガル、スペイン、イタリアの都市国家(ヴェネツィア、ジェノヴァなど)の力が衰え、新教国のイングランド、オランダが東アジアに進出してきたことがこの傾向に拍車をかけた。

1614年、ついに禁教令が日本全国に施行された。
聖職者と信徒達はあるいは国外追放され、あるいは殉教し、あるいは改宗を迫られ、「転んで」いった。
以降、表面上日本から「キリシタン」は姿を消し、日本のキリスト教史には「潜伏キリシタン(いわゆる“かくれキリシタン”)」の苦難が記されていくのである。

(Bass 村田)


・主な参考文献
キリシタン文学双書『キリシタン教理書』 海老沢有道 他編著
『洋楽伝来史』 海老沢有道 著
日本史小百科『キリシタン』 太田淑子 編



《よどこん 第16回演奏会用資料・その2》

Mario Castelnuovo Tedesco Profile



Mario Castelnuovo Tedescoはギターの作曲を志す作曲家達にとって重要な組織を作った人物である。彼は20世紀において最も創造的かつ多彩な作曲家の一人であるとされる。
合唱音楽や管弦楽と言った作曲活動の他に映画音楽を手掛けたことでも有名で、後世の映画音楽の作曲者に教鞭を振るった。
また、エッセイや自叙伝も多く残し、その多くは現在サウスカロライナ大学 コロンビア(SC)に保存されている。

Tedescoは1895年4月3日、フィレンツェにてユダヤ人の家族の間に生まれた。
母親から受け継いだと思われる音楽の才能は幼少の頃から発揮されていた。
彼が10歳の時には「Nocturne」と「Berceuse」というピアノ曲を作曲している。
父親には音楽の道を反対され銀行家としての道を勧められるが、結局生地のケルビーニ音楽院にて音楽を学ぶことになる。
その際Ildebrando Pizzettiに作曲法を学んでいる。
それからの彼は様々な人間と出会うことで見識を深めていくことになるが、最も大きな出会いはヴェニスでのフェスティバルでのAndres Segoviaとの出会いであろう。
彼はこの時にギター曲の作曲を始める切欠を得ることになった。
こうしてSegoviaとの音楽活動を通してTedescoはギター曲を多く作曲していくこととなる。
1939年になると、ファシストの台頭によりユダヤ人であるTedescoはアメリカに住まいを移すようになる。
そしてアメリカで生活するようになってから映画音楽を手掛けるようになった。
また、多くの映画音楽の作曲家の卵に教鞭を振るった。
そして1946年には帰化し、1968年3月16日にロサンジェルスにて死去。

彼の業績として大きなものは先述したようにギターのレパートリーを豊富にしたことが挙げられる。
ギターとピアノ、合唱、オーケストラと言ったコラボレーションを試みることでギター音楽の可能性を広げた。

Tedescoが合唱作品を書く上では、Pizzettiの存在が大きい。
TedescoはPizzettiから大きな影響を受けることで合唱隊の魅力を再発見することになり、またそうした経緯を経て民族性や人間性、美的概念などを身に付けたとされる。
以下に挙げた物は参考までに彼の合唱作品である。日本では紹介されていないものが殆どではあるが、これらの作品を彼は発表している。

"2 Madrigals to Galatea on text of Virgilio",

"Two Greek songs",

"2 Laudi",

"Goccius op. 96",

"Liberty mother of exiles",

"Naaritz'cho",

"Choral and variations",

"Romancero Gitano op. 152",

"Song of oceanides op. 171"

「Romancero Gitano Op.152」について

この作品はTedescoがアメリカに居を移した後の1951年に書かれたものである。
彼にとってアメリカに住まいを移すことは第2の人生の始まりであったと言える。
その時に書かれたのが今回歌う曲である。
ロマ(ジプシー)音楽の旋法やリズムを題材とし、ギターにもフラメンコ的な要素を加えることでスペイン人的な民族情緒が溢れる魅力的な作品である。
 第1曲「3つの河の小バラード」では、流れるような水のようなギターの前奏に続き、冒頭からミの旋法によるジプシー情緒の濃い音楽を展開。
各パートのソロが効果的なジプシー風のメロディとなっている。
第2曲「ギター」は楽器にことよせたラメントで、突き刺すようなギターのラスゲアード(かき鳴らし)で始まるエネルギッシュな第3曲「短刀」がつづく。
第4曲「行列」は、バスソロによる「行列」と「パソ」「サエタ(聖歌)」という短い詩による3部作。
第5曲「覚え書き」は、タンゴのリズムによる遺言。
「セギディーリャのテンポで」と書かれた第6曲「踊り(バイレ)」ではカスタネットを模倣する女声をバックにバリトン・ソロが娘達に歌い、終曲「カスタネット(クロータロ)」はたたきつけるように終わる。

(Bass 藤巻)


<演奏会に向けて>

演奏会マネージメントマニュアル・第2回



再び、こんにちは。アルト(に辛うじて在籍)の北浦です。あったかくなったかと思うと、また急に寒くなり、どうにも不安定な春先ですが、このプラザが出るころには、汗ばむほどの陽気になってるかもしれません。
さて、前の号では演奏会実行委員の構成と、全体の仕事内容や演奏会当日までのスケジュールについて、ざっとご説明させていただきました。今回は、各お仕事について、もう少しつっこんだ話をさせて頂こうと思います。

◆会計 〜予算から分担金への段取り〜◆
よどこんでは、団員の皆様から「分担金」と称するお金を「演奏会会計」に頂いています。これは、一般会計とは別会計になっており、あくまで、演奏会にオン・ステージされる方のみを対象にしています。
分担金には、「一般」「学生」2種類があり、「一部オンステ」も場合によって考慮しています。それぞれの金額については固定ではなく、毎年、決定し直しています。では、どうやって決定し直しているかというと、ここからが予算の話になります。
演奏会会計の支出はおおまかに、ホール代・印刷費・謝礼・雑費に分けられます。対して、収入は基本的には分担金のみです(スポンサーでもついてくれれば、別ですけど…^^)。
平たく言えば、その年に必要な支出金額をオンステージする人数で頭割りする、ということになります。そのため、オンステ人数が少なければ、必然的に分担金も大きくなり、逆に人数が多ければ、分担金は小さくなります。さらに学生さんは(原則として収入がない者とみなし)分担金を一般団員よりも少なくしています。
ホール代はホールが同じためほぼ正確に予想できます。お手伝いさんへの謝礼と印刷代も然り。雑費は、百円単位までせこく削って抑えます。あとはPMさんからオンステ予想人数と内訳(一般か学生か)を聞いて、そこからいざ、分担金の算出へ!
とはいえ、その時期にオンステ人数が確定するはずもなく、増減を予想して3パターンくらい予算案を出し、団長と検討した上で、金額決定となります。あとは演奏会会計から皆さんに分担金の通知。オンステ人数が一人でも増えるように、また一人も減ることのないように祈りながら、容赦なく取り立てて参ります。

◆情宣〜チラシ撒き〜◆
よどこんの中で、チラシ撒きを経験したことのない、という方はいらっしゃらないと思います。幅広い年齢層であるよどこんで、もっとも分け隔てなくお手伝い頂いているのが、おそらくこの「チラシ撒き」。毎年ご好評頂いているこのチラシを、さて、何枚刷ろうか。これはチラシ撒き隊長が計算しています。
春から9月にかけて行われる演奏会の中から、有効であると思われる演奏会を選び出し、会場のキャパを調べ、必要な枚数を概算して合計を算出。ここに団員に配布するチラシ+追加要求+予備を加算して、今年の印刷枚数が決まります。
こうして、刷り上がってきたチラシは、皆さんのお手元に渡るモノと、他団に嫁入りしていくモノに分かれます。嫁入りチラシは、手伝って下さる団員の手で、それぞれの演奏会会場へと運ばれていきます。

チラシ撒き隊長のお仕事は、実行委員の中でも長い方です。ほぼ、演奏会直前まで続きます。
チラシの印刷枚数を算出する段階で選んでおいた、個々の演奏会の一ヶ月くらい前を目安に、相手の合唱団の連絡先に連絡をいれます。主に電話かメール。FAXの場合もあります。一回で首尾よく連絡がつくのが、むしろ珍しいくらいで、だいたい、何回かは連絡を重ねることになります。めでたく相手さんと連絡が取れれば、実際にチラシを挟む日時と場所を教えてもらいます。郵送で指定された場所にチラシだけを送る場合もあれば、実際に、人を派遣することもあります。日時と場所がわかれば、団員の中で、その日に都合のいい人を募って、チラシ運搬をお願いします。

連絡さえちゃんとつけば、難しい仕事ではありませんが、一つだけ注意しなければならないことがあります。それは、チラシの在庫の確認。
チラシ撒きのあと、余ったチラシは捨てずに持って帰ってきてもらうようにお手伝いの方にお願いして、必ず回収することが原則ですが、誰のところに何枚のチラシがストックされているのか、を常に把握しておかなければなりません。そして、在庫数と睨み合わせながら、予定していたチラシ撒きをやめたり、枚数を減らしたり、と調整していきます。
演奏会が終ったときに、あまりにも「どっさり」のチラシが残っていることがないように♪

◆印刷〜チラシ・チケット〜◆
印刷物は外部に発注しています。よどこん内部の「印刷係」がすることは、印刷物に必要な情報の収集と提出です。
チラシ・チケットの場合は、以下のような情報が必要です。

演奏会の正式名称、ステージの順番。各ステージの曲目。客演指揮者の氏名。その他、団員以外の出演者について。
チケット引き換え開始時刻。開場時刻。開演時刻。チケット代金。演奏会日時。演奏場所。
よどこんの連絡先(代表者の名前とメールか電話番号)。会場までの地図。
演奏会に関する諸注意(プレゼント辞退や、未就学者の同伴についてなど)

デザインから依頼する場合は、演奏会のイメージがしやすいように、音源を一緒に提出するのが良いです。

納品日の10日前には印刷屋に発注。デザインを外注する場合は、さらに一ヶ月前には必要な情報を揃えて提出します。
何度か校正のやりとりがあってから、正式に印刷GOとなります。チラシ・チケットは、合唱祭前に、団員に配布できるようにします。


◆招待状◆
委員長が文面を作ります。他の団員に添削してもらうかどうかは任意です。
一昨年までは、よどこん便箋があったので、それを利用してましたが、去年からは普通のB5カラー用紙を買ってきて、それに印刷してます。よどこんマークは、画像ファイルとして保持しているので、それを適当な位置に配置して、文章も見栄えよく配置して、ごりごりと印刷。
刷り上った招待状を、「きれいな三つ折り」にして、封筒に入れて、宛名書いて(または、宛名シールを作って貼る)封をします。チラシも一枚、同封しましょう。

どこに送るかは、毎年、決め直します。
最近は、一般合唱団には出さずに、大学合唱団と、指揮者から指示のある連盟の理事さんや指揮者、先生など、個人宛てがほとんどです。招待状の数が多い場合は、日を決めて手の空いている団員に集まってもらって、一気に片付けてしまうのがいいです。一人でやると、たぶん死にます。なるべく手伝ってもらって、楽しくすませましょう。


以上、おおざっぱなところをまとめてみました。
他には、ステマネ、ロビマネをお願いする人を探すこととか、当日の先生方のお弁当を手配するとか(インターネットでOK)、当日お手伝いさんをなるたけ、よどこんのOGOB関係者に頼むとか、こまごました委員長のお仕事です。
簡単なようで面倒くさい、大変そうだけど単純作業。そんなお仕事です。
マニュアルなんかないまま、とりあえず続けてきた実行委員のやることを、二回にわけてご紹介してみました。至らないところだらけで、ご迷惑ばかりをかけつつ、実行委員をやってきた私ですが、いつも大勢の人に助けてもらって、その度に感謝しています。実行委員になってもならなくても、よどこんの一員であることに変わりはなく、演奏会に向けて一生懸命なのは同じです。
だったら、たまには、少し別のポジションから、演奏会に取り組んでみてはいかがでしょうか。きっと、よどこんの別の魅力を発見できると思います。
なにか、ご質問などありましたら、どしどしご連絡ください。FAXでもメールでも♪

実行委員、ただいま、熱烈に募集中です!!!!!!!!

2004.04
K.Kitaura


<演奏会に向けて2>

■ リニューアルまであと一歩〜衣装変更委員のつぶやき〜 ■



ことの起こりは昨年の演奏会前。
練習後にお茶を飲んでいて、そこに集まった人たちと「カヤビャブのステージで何かやろう」って話をしていました。いつもの衣装じゃなくて、何か別物を。例えば白シャツ黒ズボンで統一して裸足とか……って話だったんですが、いかんせん時間がなくて流れちゃったんですよね。でも、ここで諦めの悪いわたしは心に決めました。「来年こそは何かやろう!」と。―――その結果、「衣装をリニューアルしよう!」ってところに至った、という次第なんです。

考えてみれば今の衣装、わたしが入団した当時から着てるんですよね。話によると、第6回の演奏会に合わせて作ったんだとか……ってことは、10年!? そりゃ生地もダレてくるわ、ラメも色彩を欠いて来ちゃう……。こりゃそろそろ替え時? と思って動き出しました。「リニューアルしましょうよ」と言った手前責任は取らなきゃ……えぇ、言い出しっぺが動きましょう! 何人かの方に協力を願って「衣装変更委員会」始動!!

先ずはカタログの請求作業から。家に転がってるコンクールのパンフやら『ハーモニー』やらを引っ張り出して、ページをめくってみました。ふむ、こういうところに広告出してるのは合計4社ってところかな……? 取り敢えず電話番号をメモってから、次にインターネットで検索をかける……ものの、これが少ない! 自社サイトを開いているメーカーさんが少ないのか、それとも絶対数が少ないのか。情報の少なさに泣きそうになってると、やたら引っかかってくる「ゴスロリ(ゴシックロリータの略。黒いメイドさん?)衣装」を扱うメーカーさん。あー、黒ドレスにするんならゴスロリやってる店で注文すると安いよな〜、でも40枚も作ってくれるかしらん……なんて埒もないことを考え始めたり。勿論、ゴスロリ衣装の店は候補から外しましたが(笑)。

ネット検索では充分な収穫が得られなかったものの、取り敢えず電話番号をメモった会社に電話をかけました。今の衣装をお願いしてる「奥山」さんのはまだ後で良いとして(カタログも手元にあるし)、残り3社にカタログを請求。届いたカタログをファイリングしつつ眺めるものの……うーん、どんなのが良いんだろう。何せ「よどこん」という合唱団は年齢層も広いし、人数も多いから好みもそれぞれ。
わたしの理想は「誰にでも似合って飽きが来ない、長く着れてセンスあるもの」。勿論デザイン面、価格面、色んなところで課題が多いのも確かです。

下準備が整ったところで団員向けに衣装に関するアンケート作成へ。衣装を替えたいかどうか、そこから始めなきゃね。委員のメンバーに添削をお願いしたりしつつ、アンケートが完成しました。取り敢えず多くの人に回答してもらおうと思いました。強引に(笑)アンケートを配り、しつこく回収にかかって……。鬱陶しく思われた方ごめんなさい。でもね、意見が欲しかったんです。

アンケート結果は「変更する」に19、「変更しない」に5、無回答(「はい・いいえ」にチェックが入ってなかったんです)が11……無回答でも他の項目には答えてくれてるし、意見も出してくれてる方が殆どだったんで、これは「変更する」に組み込んでも良いかな? と判断。はい、ご覧の通り多数決で変更へと動いたのです。
変更する、と話がまとまったなら、次は候補の選出が待ってます。重かろうが何だろうが、取り敢えずカタログを毎回持参しよう。出来る限り多くの人に見てもらって、一番良いものを選びたい。これまたしつこく云ってましたね、「カタログ見てくださ〜い」って(笑)。

実際発注するとなると、衣装の採寸やら何やらの手間を含めて考えてもそうそうのんびりとはしてられません。目標、4月中に候補決定、6月には発注かけて採寸に入りたい。メーカーでの作成に一ヶ月は見て欲しい、って云われてるのもありましたし。

3月下旬から4月にかけて、衣装変更委員の皆さんには無理を言って集まってもらいました。
最初はカタログからの選出、その後メーカーに連絡入れて実際のサンプル取り寄せ、でもってそのサンプルから更にふるいにかけて……よし、2点に決まった! ここからが本番、みんなの意見を聞いて投票してもらって決定にかけなきゃ。都合がつかなくて練習に来られない方や復帰したい方のことも考えて、みんなで見られるように、と思ってwebでも見られるファイルを作成することに。

―――実際、無駄に使ってたスキルがこんなところで役に立つとは思いませんでした(笑)。検索ロボットよけのmetaタグ挿入オッケィ、右クリック禁止処理オッケィ、パスワード入室オッケィ! 外部に漏れないよう細心の注意を払いつつ、「3枚のおふだ」つきページが完成しました。
これで、一人でも多くの方に見てもらえて一人でも多くの方から投票してもらえると嬉しいな。

演奏会は素晴らしい音楽を「聴いて」もらうだけではなくて、素敵な表情で歌うわたしたちをお客様に見ていただく場であると、歌うことってこんなに素敵なんだよ、音楽を作ることって楽しいんだよ、ってことを表現するための場だと思っています。その手段のひとつとして素敵な衣装を着る……これもアリなんじゃないでしょうか?

そんなこんなでいよいよ大詰めです。この場をお借りして、委員の皆さん、ご協力いただきました皆さんに御礼を申し上げます。本当にありがとうございました!
リニューアルまであと一歩。新しい衣装を着ていずみホールで歌う日を夢見つつ、色んな方の手をお借りしながら進んでいます。

次回予告:「演奏会で素敵に歌うためのメイク講座」(実現するのか!?)

きでらあいこ  




LINER NOTES

LINER NOTES


〜雨の樹(レインツリー)〜



さて、私自身がかつて文学好きであったことを自分でも忘れかけてきたくらいに最近滅多に本を読みません。それでも、自分の職場のホール(「寒梅館ハーディホール」と言います)のオープニングに誰を呼ぶべきかと考えた時、(実は、一瞬オノヨーコさんを呼ぼうかとも思ったが…)、現存する最大の文学者である大江健三郎さんにアタックすることに躊躇はありませんでした。
全身全霊で思いを込めて書いた短い手紙に反応していただけて、先日の講演会開催の運びとなりましたが、講演会の責任者として大江さんと直接お話することが出来たことは私の人生でも特筆すべき幸福な出来事であったと思います。道中でかわした何気ない言葉の数々は私を勇気付けるに十分なものでした。

1、樹について
武満、ペルト、タルコフスキー、という…思わず私の大好きなものを持ち出したくなるようなメタファーです。大江さんは樹が大好きと子供のように語ってられました。私は樹を見上げる時の視線が好きです。私のもう一つの合唱団の名前「葡萄の樹」のネーミングにはたいそう喜んでおられました。

2、現在について
現在を肯定すること。もちろん後悔すべき過去も含めて。そして今生きているということは今に溶け込んだ未来を生きているということ。

3、言葉を獲得することについて
武力での紛争解決はあり得ないという当たり前の論理に対して、では何を我々が磨くべきなのかということを示唆されているように思いました。はじめに言葉ありき…、言葉を使いこなし、平和を成し得る人に大江さんの小説で繰り返される「新しい人」を重ねておられるように思いました。

ちなみに今年のNHKコンクールの課題曲は大江さんの詩による信長さんの作曲です。大江さんは、毎晩家族でその歌を合唱されているそうです。
「私は、合唱する人は信用しているのです。合唱の人は人の声を聞こうとするでしょう。人の言うことに耳を傾けようとするでしょう…、だから合唱する人は好きなのです。合唱の人は信用出来るって思うんです。」
私とのエレベータの中での会話の中でしたが、講演終えての上機嫌でのこの言葉、なるほどとも思えるので、皆さんにも紹介しておきますね。


…では、あと締め切りまで20分につき、今号はここにて失礼。

P.S
タイトルは私の好きな大江健三郎の小説。正確には「雨の樹を聴く女たち」。

----

伊東恵司(いとうけいし)


●REPORT●


■ コーラスワークショップ in 高知 レポート ■



合唱連盟主催の「コーラスワークショップ in 高知」に参加してまいりました。
詳細はコチラ

そのレポートをば。

5月1日、京都駅23時20分発の夜行バスに乗り込む。
昔よりも車両が良くなったとは言え、窮屈な座席。眠れない。途中1時間以上バスは止まり、運転手は横になって仮眠していたらしい。乗客は窮屈な車内にい閉じ込められてまま。早朝5時半、ほとんど眠れないまま高知に到着。

このままではぶっ倒れること間違いないので、とりあえずインターネットで調べたマンガ喫茶へ直行。リクライニングシートの個室を取り、寝る。マンガは一切読まず。
無料のモーニングセットを注文し、再び寝る。
歯も磨いて化粧直しを済ませ、やっと活動開始したのは朝10時。

宿に荷物を預け、日曜市をブラブラする。北野の下の森商店街を大規模にして、弘法さんの露天を少し混ぜたような雰囲気。大根1本100円、ほうれん草80円・・・って、いくら安くたってこんなところから買って帰るわけないよな、と思いながら、結局買ったのはいなり寿司2個100円のみ。

そろそろワークショップ開始の時間が近づいたので会場の「かるぽーと」へと向かう。


まず目に飛び込んできたのが講師の浅井先生。はるばる高知まで来ておなじみのこのお顔です。
今回の講師はスウェーデンから招いた指揮者のロバート・スント先生、京都エコーの浅井敬壹先生、今井邦男(合唱指揮者・作曲家)、以前によどこんの客演にも来て下さった松下耕先生、おなじく本山秀毅先生。かなりお馴染みの顔ぶれが多いので、私の選んだ講座はほとんどが今井先生とスント先生。

12時、開講式。高知女子中高のバトン部、ダンス部によるアトラクションの後、「○×長」の方々のご挨拶が続く。そして「オープンシンギング」と題して、スント先生のリード、スント先生作曲の楽しい歌をみんなで歌う。
ふと前を見ると、私の2列前に、「ん?!?!?! あれは!!!」
どこかで見た顔だと思ったら、Sop.のU子ちゃんでした。他に、U子ちゃんト同じ大学出身で学生時代よどこんにいてくれたH君と、そこの現役さん。

そして、いよいよ講習開始。
ここからは講座を選択するようになっているのですが、私の選択した講座をたどってレポートします。


〔1日目〕
セミナーA-1。 コンクール課題曲よりメンデルスゾーン「Herbstlied」。講師はスント先生。具体的な講習内容はここでは割愛しましょう。詩の内容を説明してもらい、そこから音楽の全体像を示してもらえたのが一番の収穫でした。
続いてセミナーA-2。コンクール課題曲集より「樹氷と風と」と「遠くはるかな子守りうた」。講師は本山先生。「…子守りうた」の方がとっつきやすいのだけれど、ワタクシ的にはこの曲はまだ全体像がぼやけたままです。子守りうただからぼやけたままの音楽でいいのかな?という気がしないでもありませんが…。
「樹氷…」は1つのパートの横の流れだけを拾うと「何、この曲?」という感じがするのですが、いや、ますます気に入りました。Tres anime。 とても動きのある面白い曲だと思います。

その後は「セミナーコンサート」。それぞれの講座の受講生が、お互いに講習を受けた曲を発表し合います。たった数時間の講習なので客観的な出来としてはまだまだですが、それぞれ、作ろうとする音楽の感じられる演奏でした。

次はモデル合唱団による講習。課題曲の女声合唱、DelayのAve Mariaを講師スント、モデル合唱団高知女子高校で、混声のMontiverdiを講師スント、モデル合唱団高知ファミリーコーラスで。Montiverdiがまるで敬虔な宗教曲から軽やかな曲に生まれ変わったのがなんとも面白かった。

そして最終は交流会。場所を高知会館に移し、立食パーティーです。
ここで、前にこのワークショップに参加したときに出会った人に再会、インターネット上で知り合った人に初顔合わせ、など。「あの顔、やっぱり見覚えがある」という人に思い切って声をかけてみたら、やっぱりこの前よどこんに見学に来てくれたO倉君でした。

その後、常連さんたちは2次会に繰り出すのですが、夜行バスで寝不足の私は宿に戻りました。


〔2日目〕
朝9時半オープンシンギング。今日は松下先生の担当。カノンを1曲と、和音進行をハモったあとは、ラップアンサンブルとでもいうべきか?、壇上で一人踊る松下先生と、朝っぱらからリズミックにお酒の名前を唱える会衆一同。新手の新興宗教の誕生か?!

続いて選択したセミナーへと移る。私が選んだのは混声合唱で、まずはブストのAve Mariaとフォーレのラシーヌ頌歌の講座。続いて三善晃の「こどもの季節」。そして、それぞれのセミナー受講生によるセミナーコンサート。
セミナーコンサートでの圧巻は、松下クラスの演奏。なかでも「そのひとがうたうとき」の熱唱はすばらしいものでした。
我が今井クラスの演奏は、ブストとフォーレは気持ちよく歌えましたが、三善はあまりにすばらしい出来で、内1曲は2度も演奏させていただきました。f(^_^;
はい、崩れに崩れたので、もう一度やらせていただいたのです。(苦笑)

なんやかんやで、今日の講習はこれで終了。せっかく高知に来たのだから、かつおのたたきを食べに行って、今、宿に帰ってきました。


〔3日目〕
本日のオープンシンギングは今井先生。他の先生方に触発されたのか、カノンを急遽作曲されてのシンギング。これが今後の定番になるのでしょうか?

今日は黒人霊歌を3曲。全員がまずパートに分かれてパート練習。指導は各先生方。そして続く全体練習の指導はスント先生。そして午後に発表。
ほぼ全員がステージに乗ってしまっているので聴衆がほとんどいないのが残念でしたが、歌っていて本当に楽しかった。これだけダイナミクスの幅が広く使え、メリハリのある演奏ができたのは大満足。ただし、少々(多々?)の音の間違い、リズムの間違いは気にしないことにして。目指している音楽のイメージがとてもはっきりしていて、みんながそれを実現しようとしている、それがとても気持ちいいのです。

閉講式を終えて解散。入り口の外では、これも「ロビーコール」と呼んで良いのでしょうか? 高知学芸中高のみなさんが合唱でみんなを見送ってくれました。

さて、歌い続けたコーラスワークショップも終わり、バスまでの時間に桂浜に行ってきました。市街地へ戻ってきて「かつおの塩たたき」(塩味であっさりしていてとても美味しかった。普通のたたきとは一味違います。)とウツボのから揚げを食べてきました。まもなく眠れぬ夜行バスに乗り込みます。

〔エピローグ〕
高知から帰ってきて、頭の中になおも鳴り響いているのは

コオチコオチ☆コオチコオチ☆☆☆

ツカサボタン☆☆ツカサボタン☆☆

スイゲイケイゲツタキアラシ☆☆☆
新・松下教の呪文ナリ。

大浦 敦子  


●INFORMATION●

●合唱連盟便り●


1.大阪府合唱祭

  1. 日時:平成16年6月12日(土)、 13日(日)
  2. 場所:コスモスシアター(貝塚市民文化会館)
  3. 入場券:1000円※入場券は2日間有効です。2日目は半券で入場できます。
  4. イベント:「葉っぱのフレディ」再演
  5. よどこん出演に関して @日時:6月13日(日) 出演時刻は未定
    A場所:大ホールの見込み
    B参加費用:1,250円(入場券3枚支給;うち1枚は本人分)
    C演奏曲目:「淀川三十石舟唄」「Rosas Pandan」
    ※詳細は出演時刻が決まり次第、ご案内します。

2.大志万明子先生の発声講座
 今回は5月ということで、主に新入生・新入団員等の合唱初心者の方々を重点においた「どうやって声をだすの?」「歌う時の姿勢は?」「口の開け方は?」「腹式呼吸ってどうするの?」「息継ぎの仕方は?」などなど・・・
 発声の基礎中の基礎を講習して頂く基礎コースと、そこから1歩進んだ基礎応用コースのコースを設定させて頂きました。
  1. 日時:平成16年5月30日(日)
    基礎コース(午前) 9:15 受付開始9:30〜12:15 講習会
    応用コース(午後) 13:15 受付開始13:30〜16:30 講習会
  2. 場所:豊中市立市民会館大集会室
    豊中市曽根東町3-7-1 (阪急宝塚線「曽根」下車東へ徒歩3分)
  3. 講習内容
    基礎コース:中学生から大人まで、年齢・男女を問わず発声の基礎・初歩、声をだす
    ための体作りなどをご指導いただきます。
    応用コース:午前の基礎コースまた以前に大志万先生の講習を受講された方を対象に
    ステップアップした内容をご指導いただきます。
  4. 受講料:
    中学生・高校生・大学生1講座受講1人¥500
    通し受講1人¥700
    一般(上記以外) 1講座受講1人¥2,000
    通し受講1人¥3,000
  5. 申込み:平成16年5月11日(火)までに林(075-781-0640)まで

3.ヴァレーリア・セベレーデイ女史(ハンガリー)による合唱講習会
  1. 講師プロフィール
     ハンガリーのケチケメート生まれ、ブダペストのリスト音楽院で、教育と合唱指揮法をペーテル・エルデイ、イシュトヴァーン・パルカイ、エルジェーべト・セーニなど各氏に学ぶ。
     1981年から、ブダペストのエルケル音楽小学校で、音楽科を教えている。
     1990年、同小学校の直属の合唱団として、マニフィカト少年少女合唱団(Magnificat Children's Choir)を設立、その指導に専念し、瞬く間に世界のトップレベルの合唱団に育て上げた。最近はこのマニフィカト少年少女合唱団を卒業したメンバーたちによって、マニフィカト混声合唱団が設立され、その指導にもあたっている。
     ハンガリーだけでなく、国外でもコンサートや、コンクールに招待されるようになり、次のような輝かしい成果をあげている。1992、1994、1995年にはハンガリーにおける、その年度を代表する合唱団として、認められる。1994年イタリアのアレッツオで開催された、国際合唱コンクールで、児童合唱部門で第一位で入賞。また1997年ブダペスト国際合唱コンクールでは、児童合唱部門で第一位と全部門を通してのグランプリを獲得した。同年、第一回ゾルターン・コダーイコンクール(ハンガリー国内)でも、第一位になっている。
  2. 日時:2004年7月26日(月)10時〜17時
  3. 場所:宝塚ベガ・ホール(阪急宝塚線「清荒神」駅下車すぐ)
  4. 聴講料:2000円(高校生1000円)
    ※午前は、小中高を中心としたモデル合唱団によるレクチャー
    午後は、公募合唱団(小・中・高)によるレクチャ
    ※モデル合唱団、公募合唱団の募集もありますが割愛します。
  5. 入場申込:各自でお願いします。
    申込書を6月30日までに大阪府合唱連盟まで郵送またはFAXで提出
    申込書は連盟のHP参照。
    (http://homepage2.nifty.com/oca/)

    大阪府合唱連盟
    住所:〒530-8211大阪市北区中之島3-2-4 朝日新聞社事業本部大阪企画事業部内

    TEL:06-6231-0131(内線5064) FAX:06-6229-9417

以上



●はる・Kの演奏会情報●
−心の財産をみつけよう−


この前、2週間ほど職場の研修所に泊まりこんでおり、これがなかなかキツく、毎日毎日「早く来い来い最終日・・・」てな心持ちで過ごしておりましたが、修了前夜、オフロ場のヘルスメーターに乗っかったとたん、カラダが固まってしまいました。体重が増えてるう!あとちょっとで21年ぶりに50s超・・・うう、なんで?考えてみれば当然か。普段のワタシは、通勤のたびに家から駅まで徒歩20分、それもきつめの坂道あり、加えて駅から職場までも10分ほど歩くから、ウィークデーは一日1時間は歩いているのです。ところが研修所生活では、宿泊棟から研修棟までは廊下を渡ればすぐだし、夕食はずっと近所のレストランへ食べに行ってたし(所内の食堂のゴハンは味気ないのだ)・・・運動不足と過食の当然の結果をヘルスメーターは語ってたわけです。帰還後はすぐに元どおりになりましたよ。一日適量歩くだけでも結構ダイエットになるんだなぁ。うん。

MAY・5月
4・火なにわコラリアーズいずみホール
23・日同志社グリークラブ創立100周年記念事業合唱合唱フォーラム
「京都・同志社・音楽〜合唱音楽の楽しみ、その未来」
同志社大学ハーディホール
23・日横浜ルミナスコール神奈川県立音楽堂
23・日大阪メールクワイアーいずみホール
29・土DonKusak合唱団東京・目黒文化センター
29・土第41回京都合唱祭京都会館
30・日第41回京都合唱祭京都会館
30・日ANCORの会大阪国際交流センター
JUNE・6月
 5・土 カレイドスコープコンサート六稜同窓会館ホール
 8・火 関西学生混声合唱連盟第35回定期演奏会フェスティバルホール
12・土バロック・コア・テレマン神戸新聞松方ホール
12・土第41回大阪府合唱祭貝塚コスモスシアター
13・日第41回大阪府合唱祭貝塚コスモスシアター
20・日東海メールクワイアー愛知県芸術劇場コンサートホール
27・日第53回東西四大学合唱演奏会NHK大阪ホール
JULY・7月
 3・土豊中混声合唱団ザ・シンフォニーホール
 4・日神戸中央合唱団神戸新聞松方ホール
11・日混声合唱団京都木曜会八幡市文化センター
11・日藤沢男声合唱団藤沢市民会館
11・日大阪混声合唱団いずみホール
17・土松下中央合唱団ザ・シンフォニーホール
19・月コードリベット・コールザ・シンフォニーホール
25・日合唱団Rinteやまと郡山城ホール
25・日宝塚国際室内合唱コンクール出場団体による演奏会宝塚べガホール


しんちゃんの
●How do you do?●


こんにちは。新川です。
今回の「How do you do?」では、なんと四名もの男声の新人さんをご紹介いたします。
「団員より一言」では、愛信さんにも執筆をお手伝いいただきました。
それでは、どうぞお楽しみください。

※本コーナーはプライバシー保護のため、ONLINE版には若干の制限を加えています。



●姐の内政だより●


今春、姐家の2人の子供達はそれぞれ新しい習い事を始めました。娘(小4)は遂に念願のドラム。体験入学で白いドラムセットに座った娘の緊張とワクワクの混じった表情はたまらなかったです。息子(幼稚園年長さん)は音楽療法。聞き慣れない言葉だと思いますが、特に発達障害に有効な、リトミックを核に音遊びやリズム遊びをしながら潜在能力を引出していくというもの。こちらも体験入学があり、興奮気味になる程楽しんで顔を真っ赤にしてた息子。
「はじめての時」のピュアな気持ち、自分が「How do you do?」を皆に歌ってもらった時の事を思い出してみると、また新たな発見があるかもね。


【今後の練習予定】(2004.4.22 現在)

13〜17時
5月  8日(土)桜の宮アートホール 2F18〜21時《松原先生練習・2回目》
 9日(日)相愛 B6613〜17時
15日(土)視聴覚室15〜17時女声VT
すてっぷ 音健18〜21時全体
23日(日)相愛 B5013〜17時
29日(土)桜の宮アートホール 3F18〜21時《松原先生練習・3回目》
6月  6日(日)相愛 B50
13日(日)《大阪府合唱祭》貝塚詳細後日
19日(土)すてっぷ 音健18〜21時
20日(日)相愛 B6013〜17時
7月  4日(日)相愛 B6013〜17時
18日(日未定13〜17時
24日(土)桜の宮アートホール 3F18〜21時《松原先生練習・4回目》

※場所・時間が変更される事がありますのでご注意ください。



●編集後記●


「編集長は記事を書かない」はずだったのに、とうとう書いてしまいました。ホントに楽しい数日間でした。
次号のPLAZAは7月4日発行予定、原稿締切は6月20日を予定しております。皆様、どしどし記事をお寄せくださいませ。

(A.O.)


ki-home.gif     
よどこんプラザindexへ